Naturing Thailand

 タイと仕事で関わりを持って25年以上が過ぎました。 昨年、病のため2度目の駐在からやむなく帰国。 また、タイに行きたいと思っています。 はじめはタイで遺跡や仏像を中心に撮っていましたが、いつのまにか蝶や動植物が主になってしまいました・・・

November 2009

アゲハチョウ科その9-ベニモンアゲハ

今日は美しいけど毒のあるアゲハチョウ
ベニモンアゲハ(Pachliopta aristolochiae goniopeltis)
です。

幼虫の食草であるウマノスズクサ類からアルカロイドを取りこんで有毒化して敵から身を守っています。鮮やかな紅色は毒を持つことを周囲に示す警戒色です。

大型の蝶の多い黒色、カラス色系のアゲハの中では一番小さいほうですね。
暑季の終わりの5月から8月にかけて、羽化したばかりの新鮮な個体がプラプッタチャーイ国立公園の公園ゲートを入って直ぐの小さな湖の湖畔で吸水していました。
9月、10月は増水してこの場所は水没。
11月は一転して乾燥して、この3ヶ月は湖畔では見かけませんでした。
吸水していたのはほとんど羽化したばかりと思える翅、色がきれいな個体でした。
ベニモンの美しい(毒々しい?)紅色は時間とともに失せ、公園内でも良く飛んでいる個体は翅の紅紋も胴の紅色もはほとんど色褪せた状態です。

今日は、吸水中の紅が美しい個体の写真と良く公園で飛んでいる色褪せた固体、それと先日公園の西側のお寺の花壇で撮影した比較的色褪せていない個体の吸蜜を紹介します。

最後に自らの体色を有毒のベニモンアゲハに似せて敵から身を守っているベイツ型擬態のシロオビアゲハのベニモン型のメスを紹介します。

Exif情報の必要な方はフォト蔵-ベニモンアゲハ2009でご確認ください。

まず、吸水中の紅の美しい個体です。
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<09/06/05撮影 プラプッタチャーイNP、ゲート近くの湖畔 D700 VR 70-300mm F/4.5-5.6G>

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<09/06/05撮影 プラプッタチャーイNP、ゲート近くの湖畔 D700 VR 70-300mm F/4.5-5.6G>

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<09/06/05撮影 プラプッタチャーイNP、ゲート近くの湖畔 D700 VR 70-300mm F/4.5-5.6G>

羽化して2週間も経つとこうなるようです。
紅がほとんど飛んでいます。
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<09/11/01撮影 プラプッタチャーイNP D700 VR 105mm F/2.8G >

次は吸蜜中の写真。
まだ少し紅が残っていますね。
ただかわいそうなことに、このときベニモンアゲハは近くにあと2頭飛んでいましたが、近くのコシロノセンダイグサに10数頭エリア分けして蜜を吸っていた同じくらいの大きさのスジグロカバマダラのオスに3頭とも盛んに追い払われていました。
ベニモンはまず鳥に食べられないように身を守るために毒を食べて色まで変えました。
体も小さく同じようにウマノスズクサ科の草を幼虫が食べるキシタアゲハと良く同じ場所に居ますが、見た目の大きさは半分くらいですね。
見た目を変えただけでは幼虫の食草は違いますが同じく毒蝶のカバマダラなどに追い払われてしまうのでしょうね。
ホントは遠慮深い蝶なのかも知れません。
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<09/11/28撮影 プラプッタチャーイNP西のお寺の花壇 D700 VR 70-300mm F/4.5-5.6G>

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<09/11/28撮影 プラプッタチャーイNP西のお寺の花壇 D700 VR 70-300mm F/4.5-5.6G>

もともと柑橘類を幼虫の食草にする無毒種のシロオビアゲハですが、メスにはこのように有毒なベニモンアゲハに似せたベイツ型擬態をした「ベニモン型」がいます。
シロオビアゲハ♀ベニモン型。♂とは全く違う模様をしていますね。
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<09/11/21撮影 プラプッタチャーイNP D300 VR 300mm F/2.8G>

タイのトカゲ類

前回は毒蛇でしたが、今回はトカゲの仲間です。
私が撮影に行くところでは、以前紹介した2mを超えるような
ミズオオトカゲ
から、かわいらしい
イロカエカロテス
まで、何種類かのトカゲの仲間に出会いました。

・ミズオオトカゲ
・Streamside skink(水辺のトカゲとでも訳すんでしょうか?)
・エンマカロテス
・イロカエカロテス
・名前は不明ですが多分オオトカゲの子供

ミズオオトカゲ。尻尾も入れると2mはありますね。
枯れ木の下はラムタコーン川です。
先日UPした写真の残りです。
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<09/08/02撮影 カオヤイNP D300 APO DG OS120-400mm>
この枯れ木は今月行ったら折れたようで、根本を残してなくなっていました。
毎回、多分同一の個体を見かけますが草むらの中ですね。
日向ぼっこの場所がなくて困っているのではないかな。

次はカオヤイ国立公園内のいたる所で見かけるトカゲです。
たぶん、Streamside skink。
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<09/07/08撮影 カオヤイNP D700 APO DG OS120-400mm>

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<09/07/15撮影 カオヤイNP D300 APO DG OS120-400mm>

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<09/08/29撮影 カオヤイNP D700 VR 105mm F/2.8G >

これが、イロカエカロテスのオリジナル(色変え前)の色と模様ですね。
先日(11/02)は葉の色に変わる途中の黄緑色でした。
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<09/08/09撮影 パーンシーダNP D300 VR 18-200mm>

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<09/08/09撮影 パーンシーダNP D300 VR 18-200mm>

イロカエカロテスと同じアガマ科のエンマカロテス。
イロカエとそっくりですが、まぶたの上の突起(トゲ)が特徴だそうです。
後ろ足の水平開きがすごいですね。
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<09/11/22撮影 カオヤイNP D300 VR 70-300mm F/4.5-5.6G>

多分成長すると赤い斑点が目立つ綺麗なオオトカゲになるのでしょう。
今でも十分綺麗で、私が見た中では特にプロポーションが一番素敵なトカゲです。
カオサムロイヨート国立公園です。
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<09/04/18撮影 カオサムロイヨートNP D300 VR70-200mmF/2.8G>


カオヤイ国立公園の毒蛇

バンコクの赤十字血清研究所、俗に言うSnake Farmによると、タイ国内には180種以上のヘビがおり、そのうち毒蛇が56種類となっています。
56種類のうち29種類は海蛇で陸上の毒蛇はキングコブラを筆頭に27種類です。
カオヤイ国立公園はキングコブラが生息しており、何箇所かにコブラに注意の立て札があります。
幸い、トレッキング中にコブラに出くわしたことはありませんが、Green Pit Viper(青マムシ?)の類は時々見かけます。
バンコク周辺のゴルフ場や工場裏の排水周辺の草むらなどにもいます。

以前バンコク郊外のゴルフ場で友人がヘビ(このときは幸い毒蛇ではありませんでした)に咬まれて病院へ連れて行った時、お医者さんに「ヘビを殺してでも持って来い、たくさん毒蛇がいるのでどの血清が効くのかわかんないよ」と言われました。
このとき以来ゴルフのときに、ショートパンツは身に着けません。
もちろん山に行くときは、ヒルも居るので完全武装ですが・・

図鑑によるとGreen Pit Viper(青マムシ)はタイに8~9種類ほどおり、一般の人には見分けはつかないそうです。
しかし、現在はすべてのGreen Pit Viperに効く混合ワクチンがあるようです。

今日は、そんなGreen Pit Viperのうちカオヤイ国立公園で撮影できた2種類の紹介です。
1~3枚目がカオ・キァオ山のレーダー基地入口の展望台付近で撮影した多分
Trimeresurus popeiorum (Pope's Pitviper)
猛毒だそうです。

4、5枚目がヘウ・スワット滝の駐車場脇の中程度の木の枝に居るところを撮影した多分
Trimeresurus albolabris (White-lipped Pit Viper)
こちらは中程度の毒で、死ぬ場合もあるそうです。

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<09/08/15撮影 カオヤイNP D700 VR 70-300mm F/4.5-5.6G>

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<09/08/15撮影 カオヤイNP D700 VR 70-300mm F/4.5-5.6G>

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<09/08/15撮影 カオヤイNP D700 VR 70-300mm F/4.5-5.6G>

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<09/08/29撮影 カオヤイNP D300 VR 70-300mm F/4.5-5.6G>

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<09/08/29撮影 カオヤイNP D700 VR 105mm F/2.8G >

アゲハチョウ科その8-ナガサキアゲハ

今日は
ナガサキアゲハ(Papilio memnon agenor)
です。

これも、北国育ちの私には図鑑でしか見たことの無い蝶でした。

昨日までのアオスジアゲハの仲間の飛翔はすべて望遠ズームで撮っていますが、今日の飛翔写真はすべて魚眼レンズ+テレコン×1.4+ストロボで撮った写真です。
1~4枚目までがプラプッタチャーイ国立公園の管理センター前の路上で、
5~7枚目がパーンシーダ国立公園のButterfly Area周辺です。

Exifの必要な方はフォト蔵-ナガサキアゲハ2009をご覧ください。
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<09/08/01撮影 プラプッタチャーイNP D700 VR 70-300mm F/4.5-5.6G>

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<09/08/01撮影 プラプッタチャーイNP D300 NK Fisheye 10.5mm F/2.8G ×1.4 ストロボ>

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<09/08/01撮影 プラプッタチャーイNP D300 NK Fisheye 10.5mm F/2.8G ×1.4 ストロボ>

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<09/08/01撮影 プラプッタチャーイNP D300 NK Fisheye 10.5mm F/2.8G ×1.4 ストロボ>

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<09/08/09撮影 パーンシーダNP D300 NK Fisheye 10.5mm F/2.8G ×1.4 ストロボ>

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<09/08/09撮影 パーンシーダNP D300 NK Fisheye 10.5mm F/2.8G ×1.4 ストロボ>

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<09/08/09撮影 パーンシーダNP D300 NK Fisheye 10.5mm F/2.8G ×1.4 ストロボ>

アゲハチョウ科その7-コモンタイマイの飛翔その2

昨日のコモンタイマイを同じ場所で、シャッタースピードを1/1250に上げて模様と色がはっきりr分かるように撮った写真の紹介です。

吸蜜中はやや動くスピードが落ちるので1/1250秒のSSでもきちっと止まって写りますね。

Exifの必要な方はフォト蔵-コモンタイマイ飛翔2009をご覧ください。

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<09/08/12撮影 カオヤイNP D700 VR 70-300mm F/4.5-5.6G 1/1250 F8 ISO1600>

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<09/08/12撮影 カオヤイNP D700 VR 70-300mm F/4.5-5.6G 1/1250 F8 ISO1600>

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<09/08/12撮影 カオヤイNP D700 VR 70-300mm F/4.5-5.6G 1/1250 F8 ISO1000>

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<09/08/12撮影 カオヤイNP D700 VR 70-300mm F/4.5-5.6G 1/1250 F8 ISO1000>

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<09/08/12撮影 カオヤイNP D700 VR 70-300mm F/4.5-5.6G 1/1250 F8 ISO1000>

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<09/08/12撮影 カオヤイNP D700 VR 70-300mm F/4.5-5.6G 1/1250 F8 ISO1100>


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