今日も古い在庫写真から、
ブッポウソウ(Eurystomus orientalis, CN:Dollarbird)
です。

 昨日のチャガシラハチクイがダイビングしていた、ペブリ県の山岳地帯の国立公園の山岳道路沿いにある小さな池に、とても目立つ枯れ木が立っていました。
 その枯れ木に、ブッポウソウの若鳥の5~6羽の群れがやって来て、池の周囲で虫取りを始めました。
 群れの中で一番大きな個体は、その枯れ木の天辺近くで周囲を見回していました。
 
 アオショウビンなどのショウビンが池の魚を採るのに停まったり、枯れ木の中ほどの洞には入れ替わり毎年ヒガシベンガルオオトカゲの子供がねぐらにしたりと、景観上も良いし、野生の動物たちにも役に立つ枯れ木でした。
 池の道路側にある橋の下は小さな木や草が生い茂り、日が当たると特に繁茂していたコンロンカの花で蝶が蜜を吸いその葉上で翅を開いてくれ、橋の上から覗くように撮影できて大いに楽しませてもらっていました。

 ところが昨年末にこの枯れ木は切り倒され、さらに池の周囲はやけに明るく綺麗に整備されてしまいました。
 その後、ハチクイのダイビングやヒガシベンガルオオトカゲの姿はこの近くでは見れていません。
 橋の下のコンロンカも綺麗に刈られてしまい、蝶たちも集まらなくなってしまいました。

 毎週のように楽しめた場所が無くなりとても残念です。

 ところで、以前カオヤイ国立公園で撮影した時も、池の近くの見晴らしの良い枯れ木に停まっていました。

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<05Feb'2011、Petchaburi> 以下同左
 これが、昨日の記事の池のLandmarkになっていた枯れ木の天辺です。
 もう切られてしまい、こういうシーンの写真は撮れなくなってしまいました。

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