昨日の続きです。

 何十万頭というフチグロヒョウモンを主に観察できたのは、ぺブリ県のこの公園で私と「タイの自然と風景2」のカオヤイさんが第2クリーク呼ぶ、未舗装の林間道路が交差する所とその上流の交差点の第3クリーク、そしてさらにその上の砂防ダムの土手です。

 砂防ダムのほうから、第3クリークを超え、第2クリークの大吸水集団に向け林間道路沿いをひっきりなしにこの蝶が降りて行くのが観察されました。
 超巨大吸水集団のできていた第2クリークの周辺では昨日紹介した写真のように、空中をこの蝶が覆っていました。
 ちょうど、タイの4月の中頃は太陽が真上を通過するため、他の時期は覆いかぶさるように枝葉を伸ばす熱帯の木々にさえぎられる日差しも、クリークと道路が交差するようなところは、日が直接当たる範囲が広くなります。
 地面が水を含んでいて、日が当たるところに蝶が集まるのですが、この時期その面積が広くなるわけです。

 今日は、所々で撮影した動画でフチグロヒョウモンの大発生と大吸水集団の様子を紹介します。

 まずは、だい2、第3クリークの上の砂防ダムの土手の集団です。
 この程度の大きさの集団はかわいいものでした。



 次に、林間道路の第3クリークと第2クリークの間を、第2クリークの超巨大集団に向かって降りていくフチグロヒョウモンです。
 ひっきりなしに飛んで行きました。





 そしてここからが、第2クリークの超巨大集団の様子です。



 対岸の大集団です。


 またもとの岸辺の集団です。