一昨日のバイオリンムシ今月初めの巨大キリギリスと、先月末から今月にかけてぺブリ県の山岳地帯の国立公園で蝶以外の昆虫でも驚きの出会いがいくつかありましたが、今日から紹介のビワハゴロモの仲間もこのところの驚きの一つです。

 昨年サラブリ県で撮影したテングビワハゴロモを紹介しました。
 その時調べたら、タイ国内にはその他にも色とりどりの十数種の鼻(頭)の長いビワハゴロモがいるらしいことがわかり、他のにも会いたいなと思っていました。
 しかしその後会えたのは、ぺブリ県で撮影した青い翅のビワハゴロモのたった一頭でした。

 今年の正月、ぺブリ県の公園に向かう私に、「タイの自然と風景」のカオヤイさんから「タイのテレビでその公園のビワハゴロモを放映していたので探してみて」というミッションを携帯電話に頂きました。
 その日と翌週、公園の管理官や公園レンジャーに聞きながら探したのですが、要領を得なくて見つかりません。
 その後カオヤイさんも折に触れ探されたようですが、やはり見つかりません。

 その後、なかなか見つかんないねと二人で話していましたが、偶々先月末にカオヤイさんとご一緒した時になんと一度に3種類に会えてしまいました。
 公園内で出会った若いタイ人のカメラマンの方に、カオヤイさんがその日の撮影成果を見せてもらっていると、彼の写真の中に赤鼻のビワハゴロモの写真があったのです。
 早速、運転手のスラポン君に詳細な場所を聞いてもらって帰りに寄りました。

 何といつも通り過ぎていた所で、エッ・・、そんな所というような所でした。
 確かにサラブリ県でカオヤイさんに教えていただいたテングビワハゴロモの居た木も、エッ・・というような所でいつも2、3m前を素通りしていた所でした。

 サラブリでテングビワハゴロモが集団で取り付いていたのと同じ種類と思われる木に、3種のビワハゴロモの仲間が地上近くから3mぐらいの高さの所まで3種あわせて10頭前後取り付いていました。
 3種のうち、一番小さな種類は昨年この公園でたった一頭だけ会えた青い翅と鼻のビワハゴロモでした。

 今日、明日は、3種のうち一番大きくて、サラブリ県のテングビワハゴロモよりもやや大型で、鼻の頭が赤く、前肢がやや濃いめの緑の地にサラブリ県のテングビワハゴロモとは異なる黄色い模様があり、後翅の内側が水色の種類、多分、
Pyrops pyrorhyncha(英名:The mottled lanternfly)


Pyrops karenia
(永井信二様からご指摘をお受けました。
訂正いたします。
永井様、ありがとうございました。 )


を紹介します。

 写真は、この見つけた5/29だけではなくその翌週の6/4、6/5、6/12に撮影したものもUPしました。
 今日は、まず翅を閉じて木に停まっている写真です。 

 今日の写真のExif情報の詳細が必要な方は、フォト蔵-ペブリ県のビワハゴロモの仲間 その1-1 でご覧ください。

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<11/05/29撮影 ぺブリ県 D700 VR 105mm F/2.8G ×1.4>

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<11/05/29撮影 ぺブリ県 D3S VR 70-200mmF/2.8G ×1.7>

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<11/06/05撮影 ぺブリ県 D700 VR 105mm F/2.8G ×1.4 SB-900>

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<11/06/05撮影 ぺブリ県 D700 VR 105mm F/2.8G ×1.4 SB-900>

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<11/06/05撮影 ぺブリ県 D700 VR 105mm F/2.8G ×1.4 SB-900>

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<11/06/05撮影 ぺブリ県 D700 VR 105mm F/2.8G ×1.4 SB-900>

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<11/06/05撮影 ぺブリ県 D700 VR 105mm F/2.8G ×1.4 SB-900>