このところ雨が多く、雨季の終わりが近づいています。
寒季(タイ語でナーナウですから、乾季で無く寒季ですね。)になるとほんの2ヶ月ほどですが青空が多い日がやってきます。
やっと、青空バックの遺跡や仏像が撮れるようになります。
蝶や鳥を撮りながら9ヶ月間待った画が撮れるでしょうか。

ただ、18年前にタイ国内の21ある国立歴史公園をすべて回ったころと違い、”遺跡”という感じとはかなり異なったところになってしまっていてさびしく感じます。
ガンペーンペットの城外やシーサッチャナライの遺跡になぜタイ原産でもない花の花壇が必要なのか理解に苦しみますね。
18年前はまさに森の中に打ち捨てられた古都といった趣がありましたが、世界歴史遺産になったらただの観光地になってしまった感じです。

今日は、シロオビアゲハ(Papilio polytes romulus)の紹介です。
タイ中部では、里山からカオヤイまで最も目にする機会の多いアゲハの一つです。
 1、2枚目はブケー植物園(サラブリ)、3枚目はカオサムラーンNP、4枚目もカオサムラーンNPで左手前はメスシロキチョウ(Ixias pyrene verna)、5枚目はカオヤイNPです。

 オナシアゲハでもランタナで吸蜜の写真をUPしましたが、オヤイ国立公園でもランタナは雑草化しており、何箇所か繁茂しているところがあります。世界自然遺産の一部であるカオヤイNP内に中南米原産のランタナというのは???ですが、20年前に初めてカオヤイに行った時は、まだ公園のど真ん中にあったゴルフ場は閉鎖されたばかりでいろいろな園芸植物や花壇の跡が残っていました。今も公園管理事務所やVisitorCenterなどの周りの花壇には外来園芸植物がわざわざ植えられていますからどうしようもないですね。 ハワイでは有害植物にリストアップされており、ガラパゴス諸島では、繁殖したため人為的に駆除されたこともあるそうですが、遺跡の環境もそうですが、公園職員も含めてタイの方たちはこういう点は全く気にしないようですね。でも、蝶に花の国籍は関係ないようで、いつも蝶が群れていますので大目に見るしか無いのかな。

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<<09/06/07撮影 ブケー植物園 Nikon D300 APO DG OS120-400mm F8 1/800 -0.7EV ISO640>>

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<<09/06/07撮影 ブケー植物園 Nikon D300 APO DG OS120-400mm F8 1/800 -0.7EV ISO450>>

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<<09/08/01撮影 カオサムラーンNP Nikon D300 Fisheye 10.5mm×1.4 F11 1/250 ISO800 ストロボ>>

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<<09/08/01撮影 カオサムラーンNP Nikon D700 NK VR70-300mm F5.6 1/125 ISO400>> 

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<<09/08/12撮影 カオヤイNP Nikon D700 NK VR70-300mm F8 1/1250 ISO640>>