(当初、ヤエヤマイチモンジのオスとしてUPしましたが、タイワンイチモンジのオスに訂正いたします。)

 一文字と名のつく蝶まだ続きます。
 今日は、
タイワンイチモンジ(Athyma cama cama)

タイワンイチモンジ(Athyma cama thailandica Saito & Inayoshi,2018, CN:White Staff Sergeant)オス

ヤエヤマイチモンジ(Athyma selenophora bahula)メス
です。

(当初1~5枚目までのオスの写真は、私が調べた範囲ではタイワンイチモンジがタイ北部の分布が中心でカオヤイあたりのタイ中部には分布して居ないようであること、タイワンイチモンジの特徴である前翅表の翅端部分のオレンジスポットのところが白点であることなどから、ヤエヤマイチモンジと判断していましたが、いつものようにacraeoidesさんからご指摘を受け、これらの仲間の相違判断ポイントである前翅裏面中室の白紋の形状が確かにタイワンイチモンジのそれであることから、訂正させていただきました。
 acraeoidesさん、いつもありがとうございます。)

 
 オスはまさしく一文字の名にふさわしいやや青白い立派な「一」の字が翅の表面に現れています。
 裏面やメスの表面は普通のミスジ蝶ですね。

 日本の八重山諸島に特産亜種がいるためこの名がついたんですね。

 この蝶も昨日のムラサキイチモンジと同じくカオヤイ国立公園のカオ・キァオ山へ上る道の日の当たるところでときどき見かけます。
 
 今日の写真1~5のオスは、カオ・キァオ山にあるタイ空軍の山頂レーダー基地入り口前の展望台近くで撮影しました。
 6、7のメスは、同じくカオヤイ国立公園Head Quarters脇の道路沿いのランタナにて吸蜜ちゅうを撮影しました。

 Exif情報の詳細が必要な方は、フォト蔵‐ヤエヤマイチモンジ でご確認ください。

まずは、カオ・キァオ山で撮影したタイワンイチモンジのオスです。
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<09/10/31撮影 カオヤイNP D300 VR 105mm F/2.8G ×1.7>
見事な一文字が翅表に浮き上がっています。

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<09/10/31撮影 カオヤイNP D300 VR 105mm F/2.8G ×1.7>

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<09/10/31撮影 カオヤイNP D300 VR 105mm F/2.8G ×1.7>

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<09/10/31撮影 カオヤイNP D300 VR 105mm F/2.8G ×1.7>

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<09/10/31撮影 カオヤイNP D300 VR 105mm F/2.8G ×1.7>

ここから後の2枚はヤエヤマイチモンジのメスです。
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<09/08/12撮影 カオヤイNP D700 VR 70-300mm F/4.5-5.6G>
一文字のオスに比べ優しい感じがします。

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<09/08/12撮影 カオヤイNP D700 VR 70-300mm F/4.5-5.6G>