今日のバンコクはカラッと晴れて、風も弱まってとっても良い天気でしたね。
先週末からきのうまでも涼しかったのですが、北西からの風が強くてこの週末のゴルフ、自然撮影撮影にはいまひとつでした。
昨日は、タイの自然と風景のカオヤイさんとの今年最初の山での合流でしたが、合流場所の朝7時半の気温は14℃。風も北西からの冷たい風が強く吹いていました。
ちょっと最近嵌っていた森林性のシジミチョウ達には厳しかったようで、あまり森の外には姿を現してくれませんでした。
そこで、二人で寒季の森に入ってみました。
比較的森の中が快適なことも分かったし、木漏れ日の当たるポイントにセキレイシジミやシジミタテハなどが停まって日向ぼっこする様子なども観察できたし、森の内外でゾウの歩く道をたどったりとそれなりに楽しく過ごせました。
山に行くたびに新たな発見ありですね。

ところで先週末はマダラタイマイ2種と、日本では見られないアオスジアゲハの仲間を紹介しましたが、今日の
アリステウスオナガタイマイ(Graphium aristeus hermocrates)
も日本では見られないアオスジアゲハの仲間ですね。

オナガタイマイの仲間は以前、アンティファテスオナガタイマイを紹介しましたが、こちらに比べると裏面はコーヒー色を基調にやや地味。
でも、うまく撮れていませんが、表面は白地に前者より大きな黒い帯が入り、また尾の基部は黒、灰、白色のモノトーンですが綺麗な模様があって、飛んでいるときに白一色に見えるアンティファテスと違いがあります。
分布の重なるよく似たノミウスオナガタイマイ(インドオナガタイマイ)もいるようですがまだ見たことがありません。

ペブリ県の国立公園の蝶の吸水ポイントで撮影中に現れました。

Exif情報の詳細が必要な方は、フォト蔵-オナガタイマイ2009,2010でご覧ください。

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<10/01/04撮影 ペブリ県 D300 VR 300mm F/2.8G×1.7>
前翅裏面外縁部にチョコレート色の帯が5本入ることから、ゴスジタイマイとも呼ばれます。
アンティファテスなどに比べると色合いは地味ですが、それはそれで落ち着いた美しさを感じます。

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<10/01/04撮影 ペブリ県 D300 VR 300mm F/2.8G×1.7>

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<09/12/19撮影 ペブリ県 D300 VNK Fisheye 10.5mm F/2.8G×1.5>
裏面はアンティファテスなどと同じ白地に黒い模様です。

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<09/12/19撮影 ペブリ県 D300 VR 300mm F/2.8G×1.7>

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<09/12/19撮影 ペブリ県 D300 VR 300mm F/2.8G×1.7>
裏面のチョコレート色と表面の黒のコントラストがなかなか綺麗です。