今日、とある国立公園のトレイルで森の宝石 ルリヤイロチョウ(Blue Pitta)に2回も会えました。
 チョウ撮り機材しか持っていなかったしストロボ焚くのも嫌だから、そのまま観察だけして帰って来ました。
 こんなに運の良い日もあるんだなと思いながらチョウも探しましたが、お天気悪くてさっぱりでした。
 ルリヤイロチョウ(Blue Pitta)は、渡りをするヤイロチョウやアオバネヤイロチョウと違って留鳥ですので1年中見られると言っても滅多に会えません。
 私もここでは1度しか見かけたことがありません。
 この時期、タイは乾期にはいってほぼ3か月、フウタバガキなどの乾燥落葉性の木が葉を落として、山は乾燥した枯葉が積もっています。
 コソ、コソ、コソコソというヤイロチョウがミミズ採りに歩く音がこの時期は聞こえるんですね。

 本題です。

 今日は、別の種(P.anais)のやけに黄色の濃いメスだなと思って撮ってあった、
アサギシロチョウ(Pareronia valeria lutescens, CN:The Malayan Wanderer)
メスです。

 昨年末にKaeng Krachan 国立公園で見かけ、後翅の黄色がやけに濃いなと思って撮影したPareroniaです。
 P.anaisだとばかり思っていたのですが、よく見たらP.valeriaでした。

 『タイ国の蝶(木村勇之助コレクション)のvol.1』などによると北限はRanong周辺とありましたので、ここにはP.anaisしかいないと思っていましたので、気づくのに1か月もかかってしまいました。
 
 これを機に過去写したPareroniaを見てみましたが、今まで撮影できたメスはすべてP.anaisのようです。
 オスはというと、やはりすべてP.anaisのような気がしますが、ちょっと見では違いがよく分りません。
 もう少し良く調べたいと思います。

 他にも北上してきている蝶がここにはまだまだいるんでしょうね。

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<20Dec'2014, Kaeng Krachan NP> 以下同左

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