Naturing Thailand

 タイと仕事で関わりを持って25年以上が過ぎました。 昨年、病のため2度目の駐在からやむなく帰国。 また、タイに行きたいと思っています。 はじめはタイで遺跡や仏像を中心に撮っていましたが、いつのまにか蝶や動植物が主になってしまいました・・・

ムモンキチョウ - モンキチョウ亜科その1

 タイの反政府デモ、一向に解決に向かわないですね。
 互いに、タイの旧正月であるこの三日間の水掛祭り(ソンクラン)を目処に対決していましたが、先日の死傷者がでた排除行為によって逆にこう着状態になったような気がします。
 ところで昨日まで反政府デモへの参加者は、私のマンション近くの商業地区のラチャプラソンと公官庁が近いラチャダムヌンのパンファー橋の2箇所の集会所に集まっていました。
 ところが昨日の午後パンファー橋集会所を閉鎖して、全員ラチャプラソン交差点集会所に移動し、場所を統一しました。
 そのため、私の住むマンションの周囲は冗談抜きで真っ赤になってしまいました。
 赤い人と車が増えたため、ラチャダムリ通りはラマ4世通りとの交差点(ルンピニ公園ラマ6世像前)から、ペブリ通りの間がすべて道路封鎖で、私のマンションのある路地にまで簡易シャワー室が3テント設置されてしまいました。
 車どころか歩いて出るのも困難になってきました。
 と言うことで、今日はこの前の日曜日に続いて、家から一歩も出ずにこの記事を書いています。

 お天気のほうも異常乾燥が一向に解決されません。
 例年もこの時期は乾期の終わりで雨は少ないのですが、ここまで乾燥はしませんでした。
 一昨日、カオヤイ国立公園に行ってきましたが、公園内を源流とするラムタコーン川は干上がる寸前でした。
 この時期には、川の岸辺に吸水する蝶が集まり始めるのですが今年はさっぱりです。
 先月末から紹介している蝶の大吸水集団ができているペブリ県の山岳地帯の国立公園とはかなり違った様相になっていました。
 山じゅう、蝶が少ない感じです。
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 09/07/15撮影。
 雨季の間、手前の濡れた岸辺でルリモンアゲハ、モンキアゲハ、ミカドアゲハの仲間などがいつも集団で吸水していました。

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 10/04/13撮影。
 一昨日撮影してきました。
 奥の四角い石で同じ場所と分かりますね。
 川床の岩が現れて、白く乾いていました。
 水は写真奥の木の下をチョロチョロと流れているだけでした。
 蝶はキチョウが何頭か群れて吸水しているだけでした。

さて本題の蝶、今日は、
ムモンキチョウ(Gandaca harina burmana)
です。

 キチョウの仲間も多く、どれも同じような大きさと模様をしており、老眼で近眼の私には紋様による同定はほとんど無理ですが、この蝶だけは紋様が無いので逆に同定が簡単でした。

 サケオ県の国立公園のButterfly Areaを昨年8月に訪れた時には、このエリアで吸水しているシロチョウ科の蝶では多数派でした。

 Exif情報の詳細が必要な方は、フォト蔵‐ムモンキチョウでご確認ください。

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<09/09/26撮影 カオヤイNP D700 VR 70-300mm F/4.5-5.6G>

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<09/09/26撮影 カオヤイNP D700 VR 70-300mm F/4.5-5.6G>

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<09/08/22撮影 サケオ県 D700 VR 105mm F/2.8G >

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<09/08/22撮影 サケオ県 D700 VR 105mm F/2.8G >

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<09/08/22撮影 サケオ県 D700 VR 105mm F/2.8G >

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<09/08/22撮影 サケオ県 D700 VR 105mm F/2.8G >

クモガタシロチョウ - シロチョウ亜科その13-シロチョウ族その10

 今日もトガリシロチョウの仲間を続けます。

クモガタシロチョウ(Appias indra indra)
です。

 トガリシロチョウの中では地味な蝶ですね。
 トガリシロチョウの仲間は、シロチョウの中では、赤い色素をもつベニシロチョウ、裏面が無紋のカワカミシロチョウ、白地に濁りのない黒い筋のオルフェルナトガリシロチョウなど、前翅のをスッと立てた閉翅の姿とあわせて集団の中でも目立つ蝶が多いのですが、この子はオスもメスも前翅裏面上端に黒い紋があり、また後翅裏面に薄い褐色の模様が入るものが多いようです。
 今日の写真に載っているのもこのタイプのオスですね。

 あまり数は多くありませんが、シロチョウが集団吸水していると何頭か集団に紛れ込んでいます。
 今日はペブリ県で撮影した写真とカオヤイ国立公園で撮影した写真を紹介します。

 Exif情報の詳細が必要な方は、フォト蔵‐キイロナミエシロチョウ、クモガタシロチョウでご確認ください。

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<09/12/29撮影 ペブリ県 D700 VR 105mm F/2.8G ×1.4>
真中の縦の列4頭がクモガタシロチョウです。

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<09/12/29撮影 ペブリ県 D700 VR 105mm F/2.8G ×1.4>
左からチビフタオチョウ、クモガタシロチョウ、クモガタシロチョウ、ウスムラサキシロチョウです。

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<09/12/27撮影 カオヤイNP D300 VR 300mm F/2.8G ×1.7>

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<09/12/27撮影 カオヤイNP D300 VR 300mm F/2.8G ×1.7>

キイロナミエシロチョウ - シロチョウ亜科その12-シロチョウ族その9

 今月はじめ、7ヶ月ぶりに世界自然遺産ドンパヤーイェン-カオヤイ森林地帯の東の中心、サケオ県にある国立公園に行ってきました。
 Butterfly Areaが設置されている標高の低いあたりは、落葉性フタバガキが中心の乾燥落葉林になっており乾期(寒季から暑季のはじめ)はからからに乾いています。
 先月終わりあたりからバンコクでも何度か雷雨がありましたし、このところ記事で紹介したようにペブリ県の山岳地帯では蝶の大吸水集団ができていましたので、、そろそろここも湿ったところができて蝶も集まっているかなと思って行きました。
 大きな間違いで、内陸の熱帯サバンナの中心、まだ低地はカラカラに乾いていました。
 特に今年は国内46県に乾燥注意報、そのうち4県に干ばつ警戒警報が出ていて、例年より乾燥がひどいようです。
 有名な滝も水が全くありませんでしたし、Butterfly Area近くのトレイルの中の小川には一滴も水がありませんでした。
 
 当然まだ蝶も少なく、あと一ヶ月ほど待たないとたくさんの蝶には会えないようです。
 少ないながらButterfly Areaにはここの定番、トガリシロチョウ、ムモンキチョウ、ビロードタテハなどが何頭か集まっていました。

 今日は、ここに集まっていたトガリシロチョウの仲間、
キイロナミエシロチョウ(Appias paulina adamsoni)
です。

 Butterfly Areaには以前訪れた時にカワカミシロチョウが吸水していましたが、よく見るとこの日吸水しているシロチョウはトガリシロチョウなのですが多数の前翅裏面に黒点がありました。
 ずいぶんカワカミシロチョウのメスがたくさんいると思っていたら表面の黒い紋も若干違うし、前翅の尖り方もカワカミシロチョウほど尖っていませんでした。
 
 そこで、キイロナミエシロチョウのオスと判断しましたがいかがでしょう? 

 Exif情報の詳細が必要な方は、フォト蔵‐キイロナミエシロチョウ、クモガタシロチョウでご確認ください。

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<10/04/03撮影 サケオ県 D300 VR 300mm F/2.8G ×1.7>
真中左の2頭と右の一番手前の1頭がカワカミシロチョウで、残りはすべてキイロナミエシロチョウ。
後翅を通して薄っすらと前翅裏面の黒点が見えます。
前翅の尖り方が、カワカミシロチョウほど鋭くありません。

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<10/04/03撮影 サケオ県 D300 VR 300mm F/2.8G ×1.7>
前列左からキイロナミエ、カワカミ、カワカミ、キイロナミエシロチョウ。
右から3頭目の前翅表面の黒い紋様は、裏表ともはっきりした黒点になるカワカミシロチョウの前翅黒点タイプ(4月10日カワカミシロチョウの最後の写真)とは少し異なります。

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<10/04/03撮影 サケオ県 D300 VR 300mm F/2.8G ×1.7>
前翅裏面の黒点は、このように薄くてはっきりしないタイプと、次の写真のように鮮明なタイプがあります。

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<10/04/03撮影 サケオ県 D300 VR 300mm F/2.8G ×1.7>

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<10/04/03撮影 サケオ県 EX-FH25 HS連写>
ボケた写真で申し訳ありません。
しかし、前翅表面上端の黒い紋様がカワカミシロチョウと異なるのがよく分かります。

キシタシロチョウ、ウスムラサキシロチョウ-シロチョウ亜科その11-シロチョウ族その8

 今日は昨日のタイワンスジグロチョウに続いてキシタシロチョウ属(Cepora)の蝶、
キシタシロチョウ(Cepora iudith lea)

ウスムラサキシロチョウ(Cepora nadina nadina)
の紹介です。

 ペブリ県の山岳地帯の国立公園を流れる小川の岸辺。
 冬の吸水集団は圧倒的にシロチョウにお仲間が多数を占めていました。
 ここのところ紹介した真夏の集団吸水と異なり、日の当たるときだけ濡れた岸辺に集まり、日が翳ると飛び去って日の当たる草の上であたかも日光浴をする様に翅を広げていました。
 滅多に翅を広げないツマベニチョウやメスシロキチョウ、カワカミシロチョウなどの開翅が近くから撮影できました。
 今日の2種も含めて、このところ紹介しているシロチョウの仲間の草の上の開翅写真はこうして冬の間に撮影したものです。

 Exif情報の詳細が必要な方は、フォト蔵‐キシタシロチョウ、ウスムラサキシロチョウ2010でご確認ください。

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<10/01/04撮影 ペブリ県 D300 VR 300mm F/2.8G ×1.7>
冬の間シロチョウたちは、吸水ポイントの日が翳ると日の当たる草の上に移動して翅を広げて日光浴をしていました。

 まずはキシタシロチョウです。
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<10/03/28撮影 ペブリ県 D700 VR 105mm F/2.8G ×1.4>
中段左から横向きのキシタシロチョウ、キシタシロチョウ、メスシロキチョウ、キシタシロチョウ。

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<09/12/29撮影 ペブリ県 D300 VR 300mm F/2.8G ×1.7>
翅を広げて日光浴中のキシタシロチョウ。

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<09/11/25撮影 ペブリ県 D300 VR 300mm F/2.8G ×1.7>

 ここからウスムラサキシロチョウです。
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<09/11/25撮影 ペブリ県 D300 VR 300mm F/2.8G ×1.7>
アオスジアゲハの右斜め上の3頭がウスムラサキシロチョウです。

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<10/03/21撮影 ペブリ県 D300 NK Fisheye 10.5mm F/2.8G ×1.5>
9日の1枚目の写真と同じ写真です。
手前下真中の蝶がウスムラサキシロチョウです。

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<09/11/25撮影 ペブリ県 D300 VR 300mm F/2.8G ×1.7>
翅を広げて日光浴するウスムラサキシロチョウ。

タイワンスジグロチョウ-シロチョウ亜科その10-シロチョウ族その7

 今日は、
タイワンスジグロシロチョウ(Cepora nerissa dapha)
タイワンスジグロチョウ(Cepora nerissa dapha)
です。

 「台湾の蝶」の杉坂さんのご指摘により、和名を「タイ国の蝶 Vol.1(木村勇之助コレクション)木曜社2011年』に記載の「タイワンスジグロチョウ」に訂正しました。

 翅の裏面の筋の色と太さが違うだけでオルフェルナトガリシロチョウに似ていますが、トガリシロチョウ属ではなくて、キシタシロチョウ属に属しています。

 この蝶もペブリ県の吸水集団に必ず参加していました。
 近づくとトガリシロチョウの仲間の次ぐらいのタイミングでメスシロキチョウなどと飛び上がっていました。

 Exif情報の詳細が必要な方は、フォト蔵‐タイワンスジグロチョウその2でご確認ください。

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<09/11/25撮影 ペブリ県 D300 VR 300mm F/2.8G ×1.7>
 この写真に写っている個体のような黄色を帯びた筋の個体が一般的です。

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<10/01/04撮影 ペブリ県 D300 VR 300mm F/2.8G ×1.7>
この日のように、翅の裏面の筋が灰色がかった薄い色の個体ばかりの日もありました。
先月は、1枚目の写真のような個体とこの写真のような個体の両方がいました。

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<10/03/21撮影 ペブリ県 D700 VR 300mm F/2.8G ×1.7>

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<10/03/21撮影 ペブリ県 D700 VR 300mm F/2.8G ×1.7>

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<09/11/25撮影 ペブリ県 D300 VR 300mm F/2.8G ×1.7>

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<09/11/25撮影 ペブリ県 D300 VR 300mm F/2.8G ×1.7>
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